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僕が糖質オフをオススメしない理由

広島・廿日市のパーソナルトレーニングジムroot.の藤田竜也です。

 

ダイエットをしている人の話を聞くと、「ご飯を抜いています!」や「糖質カットしています!」と、糖質量を減らす取り組みをされている方が多くいらっしゃいます。

 

いわゆる糖質制限ダイエットとか、糖質オフダイエットと言われています。一時期とても流行しましたね。

 

実は、僕は糖質制限ダイエットをオススメしていません。今回のブログでは簡単ではありますが、糖質制限ダイエットをオススメしない理由を書いていきたいと思います。

減るのは脂肪ではなく水分

「体の7割は水分でできている」と言われているように、人間の体にはたくさんの水分が含まれています。

 

糖質には、摂取すると水分も一緒に細胞に引き込むという性質があります。逆に糖質を摂取しない場合、水分が体から失われていきます。

糖質制限を始めて最初の数週間で2,3㎏すぐに体重が落ちる方がいらっしゃいますが、実はその体重減少は水分量が減少しただけなんです。ダイエットにおいて落としていきたいのは体脂肪。うわべの体重の増減に一喜一憂するのではなく、あくまで体脂肪にフォーカスを当ててもらいたいと思います。

 

また、糖質は大切なエネルギー源です。

糖質制限をするとエネルギー源が不足したカラダは筋肉を分解してエネルギーを生み出そうとします。筋肉は削られ、代謝は落ち、いわゆる痩せているけど筋肉量が少ない「隠れ肥満」という状態にもなりかねません。そうなると逆に脂肪が減りにくいカラダになり、ダイエットにおいては逆効果と成ります。

 

長期的に見ると糖質制限はダイエットには適さないと言わざるをえません。

長期的な糖質制限は死亡リスクを高める

糖質を厳しく制限すればするほど死亡リスクが高まることが明らかになっています。とある研究によると糖質制限により死亡リスクは女性で1.35倍、男性で1.5倍も増えるという結果が出たほどです。

 

糖質を摂取しなければ低血糖状態になります。するとカラダは血糖値を上げようとたくさんホルモンを分泌し、血管は収縮、血圧は上がります。血管内の遊離脂肪酸は増えて血管はネバネバに。すると脳卒中や心筋梗塞のリスクは高まることになってしまいます。

 

ちなみに、逆に最も死亡リスクが低くなるのは糖質の摂取量が総摂取カロリーの50〜55%程度のとのことです。だいたい半分くらいは糖質を摂取する必要があるということですね。

耐糖能が悪化して老けやすくなる

「耐糖能」とは、食後などに血糖値が上がった時に、インスリンなどの作用により血糖値を正常値まで素早く戻す能力のことです。

 

この耐糖能が悪化してしまうと、食後の血糖値がなかなか元に戻りません。そして、血糖値をより下げようと過剰なインスリンが分泌され、今度は逆に低血糖になってしまうという血糖値の乱高下が起きます。この、血糖値の乱高下は老化を早める原因ともされています。

 

糖質を制限した食事を続けていると、この耐糖能が悪化することがわかっています。血糖値をコントロールする機能が衰えてしまうんですね。

ダイエット中のオススメ糖質

さて、糖質制限をオススメしない理由を幾つか挙げました。無理に糖質を減らす必要は全くなく、健康的に美しく痩せようと思うのであれば、逆に糖質は必要な栄養素です。

 

特にオススメはお米です。

理由としては、パンや麺に比べると精製度が低く、血糖値が急上昇しにくいということがあります。

 

また、お米を食べる時、一緒にオカズも食べますよね?(オニギリは別ですが…)。お米が主食の場合、オカズもしっかり食べることができ栄養バランスが整いやすくなります。ビタミン、ミネラルは代謝機能を維持するためには必要不可欠なものですからね。

 

さて、ここまで読んでくださった方は、もう痩せたいからといって糖質制限ダイエットはしないはず(笑)
しっかり食べて健康的に引き締まった体を目指しましょうね〜!


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